乾燥肌「皮脂欠乏症」について  看護師コラム|土浦市の耳鼻咽喉科・皮膚科なら結束耳鼻咽喉科・皮膚科医院|耳鼻咽喉科・一般皮膚科・美容皮膚科

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乾燥肌「皮脂欠乏症」について  看護師コラム

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2025年10月11日

乾燥肌「皮脂欠乏症」について  看護師コラム

    皮脂欠乏症(乾皮症)について

皆さまこんにちは。

いよいよ秋も深まり、朝晩はだいぶ涼しく感じられるようになりました。毎年これからの時期には乾燥肌の患者さんが増えます。そこで今回は乾燥肌、いわゆる「皮脂欠乏症」についてご紹介していきます。

【皮膚欠乏症とは】

皮膚のもっとも外側にある角層は通常水分を保ち、外からの刺激が入ってこないようにバリアの働きをしています。しかし季節の変わり目などによって肌が乾燥すると、角層に水分を保てなくなり、皮膚のバリア機能が低下し、角質細胞もはがれやすくなります。そうしてカサカサした状態になった皮膚は、少しの刺激でかゆみや炎症がおこりやすくなるのです。それが「皮脂欠乏症」といわれています。

原因として加齢、他には温度変化や体の洗いすぎ、アトピー性皮膚炎のような乾燥をともなう皮膚疾患なども含まれるため、生活環境や疾患の有無によっては若年者の発症も珍しくはありません。

【予防】

まずは保湿です!

・保湿剤は皮膚に潤いを与えたり、水分が逃げないようにする働きをします。症状を悪化させないよう、保湿はこまめにしていきましょう。夏はさっぱりとしているフォームやローション、 冬は特に乾燥するので、皮膚を保護する効果が高い軟膏やクリームなど、 季節や症状に合わせて選ぶと良いでしょう。もし保湿剤の選び方がわからない場合は一度当院に相談しにきてみてください。

そして普段の生活からも予防できることはたくさんあります!

・熱いお風呂や長風呂は避けましょう。理想は38-40度、お湯に浸かるのは10分程度にとどめましょう。

・ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うと 皮脂を取りすぎてしまうため、 刺激になりにくいタオルや手でやさしく洗いましょう。

・冬場は特に空気が乾燥しますので、加湿器を取り入れたり、冷暖房の効かせすぎには気を付けましょう。

・アルコールや香辛料などの刺激物をとると 体が温まり、かゆみがひどくなります。

・肌着は直接肌に触れるため、コットンなどちくちくしない天然素材を使用するようにしましょう。

・掻くと症状がひどくなってしまうため、掻かないよう心掛け、爪は短く切っておきましょう。

普段からも予防できることはたくさんあります。今のうちに対策をしていき、乾燥に負けない肌を目指していきましょう。

結束耳鼻咽喉科・皮膚科医院  皮膚科担当看護師

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