
当院で実施する治療・施術
当院で実施する治療・施術
プラセンタ注射
ヒトの胎盤から抽出された有効成分を含む注射で、ホルモンバランスの調整や新陳代謝の促進、自律神経の安定化に効果が期待されます。肌のハリ・ツヤの改善に加え、更年期症状の緩和や疲労回復、美白効果など、幅広い美容・健康目的に活用されています。
※現時点で、プラセンタ注射を受けた方は献血ができませんのでご注意ください。
にんにく注射
ビタミンB1を中心とした栄養素を配合した注射・点滴療法で、にんにく臭がすることからこの名がついています。臭いは注射後数分程度で消失しますので、注射によって体臭が強くなることはありません。ビタミンB1は新陳代謝を活性化させ、疲労物質である乳酸の分解を促進する作用があり、慢性的な疲れ、だるさ、体力低下、冷え、肩こりなどの症状に効果が期待されます。即効性が高く、仕事や家事で忙しい方や風邪のひきはじめにもおすすめです。
トランサミン
アミノ酸の1種であるトラネキサム酸を有効成分としており、もともとは止血や炎症を抑える目的で使用されていました。近年では美白効果のある有効成分として広く認知されています。シミの原因になるメラノサイトを活性させるプラスミンを抑制する作用があり、シミや肝斑の有効な治療薬として用いられています。
止血作用があるため、脳梗塞や心筋梗塞など、血栓が現れる恐れのある方や血液凝固異常のある方、またピル内服中の方は使用ができません。安全性が高く、副作用はほとんどありませんが、稀に吐き気、食欲不振、下痢、胸やけなどが現れることがあります。
シナール
ビタミンC(アスコルビン酸)を主成分として、ビタミンCの働きを高めるビタミンB5(パントテン酸)が配合された薬です。メラニン色素の産生を抑えて、しみを薄くさせたり、抗酸化作用によりコラーゲンの生成を促して肌の老化を予防します。
安全性が高く、副作用はほとんどありませんが、稀に下痢、嘔吐、胃部不快感などが現れることがあります。
ユベラ
有効成分のビタミンEは抗酸化作用により、肌の酸化を抑え、加えて血行促進作用もあることから、皮膚の新陳代謝を高めてメラニンの沈着を防止したり、ターンオーバーを促進させメラニン色素の排出を促します。しみや肝斑を薄くさせたり、予防にも効果的です。
安全性が高く、副作用はほとんどありませんが、稀に便秘、胃部不快感、下痢、発疹などが現れることがあります。
ハイドロキノン
しみや肝斑、炎症後の色素沈着に有効な美白成分です。メラニン色素の合成に関わる酵素の活性を抑制し、加えてメラニンの産生細胞そのものを減少させることで、しみを薄くさせます。2~3ケ月で効果を感じることが多く、3~4か月使用しても全く効果がみられない場合は中止して、別の治療を検討します。
副作用として「かぶれ」がみられることがありますので、なにか症状が出現したり、気になることがありましたら受診をお願いします。
トレチノイン
レチノイン酸と呼ばれる、ビタミンA(レチノール)の誘導体です。表皮のターンオーバーの促進、皮脂分泌の抑制、真皮のコラーゲンの分泌を高める作用などがあり、しみやにきび、小じわに有効とされています。しみについては、ターンオーバーの促進によりメラニン色素がより早く排出されて、薄くなっていきます。ハイドロキノンとの併用がより効果的です。
副作用ではじめは赤み、ひりつき、皮むけがみられることがありますので、数日に1回から使用を開始し、慣れてきたら毎日外用することをおすすめします。
当院ではルミナス社の美肌治療器「Stellar M22」を導入しております。この機種は厚生労働省の薬事承認を取得しており、安心して施術を受けていただくことができます。
IPL(Intense Pulsed Light)という幅広い波長をもつ光を肌に照射する方法です。お肌の悩みに応じた光の波長を選ぶことで、しみやそばかす、くすみ、赤ら顔、毛穴の開き、小じわなどの改善が期待できます。さらに、真皮層にも作用して線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンを増生する効果もあり、肌にハリを与えて美肌へと導きます。
施術時間は15~20分で、施術後はすぐに洗顔・メイクができます。
輪ゴムで軽く弾かれたような刺激がありますが、痛みは比較的軽度です。
基本的にダウンタイムはほとんどありません。施術後に赤みが出ることがありますが、通常当日~翌日には落ち着きます。
3つのステップで4つのトリートメントができる美容機器です。
すでに全世界60か国以上で導入されており、日本では2024年3月に発売されました。
高周波と電気刺激(ESA)による「引き締め」、角質除去&酵素補充による「角質ケア」、超音波導入による「美容成分浸透」が1台でできる贅沢な美肌施術です。
3つのステップで施術時間は60分、当院では各ステップごとの施術も可能です。
ダウンタイムはほとんどありません。稀に赤みやヒリヒリ感、乾燥がみられます。
※フォトツーフェイシャル:ステラM22を用いたフォトフェイシャルと同日に施術することで、「お肌の透明感UP」と「引き締めUP」とさらに効果が期待できます。
肌に薬剤を塗布して、古い角質を剥離させる治療で、新しい皮膚の生成を促します。にきびだけでなく、しみ・くすみ・小じわに対するアンチエイジング効果も期待できます。ピーリング剤にはいくつかの種類がありますが、当院では「30%サリチル酸マクロゴール製剤」を使用しています。
施術時間は30分です。ダウンタイムはほとんどなく、副作用や肌トラブルも少ないのが特徴です。肌質によって施術中にピリピリ感が出たり、施術後に一時的に赤みが出ることがあります。
いぼなど隆起している病変やほくろを削るのに適しています。
水分に吸収されやすい波長のレーザーで、皮膚表面に照射すると一瞬にして熱エネルギーに転換して組織を蒸散させることが可能です。
治療時間は、病変の大きさや個数によりますが約10~15分です。手術と比べ、出血はほとんどなく、傷あとも目立ちにくいです。ケロイド体質の方は事前に医師と相談する必要があります。
副作用ですが、赤みや色素沈着が数か月残ることがありますので、遮光をして、擦らないことが大切です。
フィナステリド(プロペシア)/デュタステリド(ザガーロ)内服薬:AGAの原因の一つは、男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼという酵素によって変換されるDHT(ジヒドロテストステロン)です。フィナステリドは5αリダクターゼのうち1型を抑制し、デュタステリドは1型と2型の両方を抑制してDHTの産生量を減らします。これにより薄毛の進行を抑え、発毛を促進します。デュタステリドは還元酵素1型と2型を抑制するため、デュタステリドよりも発毛効果は高いですが、その反面、副作用(性欲減退、勃起不全、射精障害等)の頻度も高くなります。
これらによる治療は、髪の毛のヘアサイクルが関係するため、効果が発揮されるまで少なくとも半年程度は要します。半年後、効果が実感できたら、その後は長期的に服用を続けていただくことが大切です。
治療をお考えの方は、さらに詳しくご説明していますので、お気軽にご相談ください。
ミノキシジル外用薬
ミノキシジルは世界で初めて認可された脱毛症治療薬で、発毛を促す効果があります。血管拡張作用があり、高血圧治療薬として開発されましたが、その後、薄毛対策薬として効果が認められました。日本では市販の育毛剤を契機に、育毛・薄毛対策薬として広く使用されています。
外用薬は、毛包に直接作用し、発毛・育毛効果や抜けの予防効果が期待できます。「インスリン様成長因子1(IGF-1)」や「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」といった、発毛因子の産生を促進する働きを持っており、毛球(毛根の一番下の部分)の中の毛母細胞を刺激することで髪の毛の育成を促します。また、毛母細胞へ必要な栄養や指令を送る毛乳頭細胞そのものを増殖させる効果も持つとされています。
フィナステリドとは、違う働きを持つ薬なので、これらを併用することによって、より高い治療効果を得ることが期待できます。
皮膚科では、足に関する様々なトラブルに対応する医療的なフットケアを行っています。たとえば、タコ・ウオノメ・巻き爪・かかとのひび割れなど、日常生活に支障をきたす足のトラブルを専門的にケアします。見た目の改善だけでなく、痛みや炎症、感染症の予防にもつながることが特徴です。糖尿病や血流障害がある方では、小さな傷から重い合併症へ進行することもあるため、定期的なチェックと処置が重要です。専用の器具を使った爪切りや角質除去、巻き爪矯正なども行っており、市販品でのセルフケアでは改善しない症状にも対応できます。「ただの足のトラブル」と我慢せず、早めにご相談いただくことで快適な歩行と生活をサポートいたします。
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